ブログ記事(2013.6.12)から転載。

 

 

ナノストムス ベックフォルディ

beckfordi.png昨日、好きな魚はベックホルディって書いたので。

カラシン目レビアシナ科ナノストムス属。
別名 ベックフォードペンシル、ゴールデンペンシル…。

写真の左下に写ってるのが、婚姻色(闘争時)の色彩のオス。
右上に写ってるのが、通常モードの色彩のメス。

こいつを飼ってていちばん面白いのは、オス同士のバトルが始まった時ですね。
鋭く激しいダンスって感じで、2匹が絡みあうのだけど、見てて惚れ惚れします。
この写真もバトル時ので、よく見ると腹ビレや尾びれがおかしいでしょ?1匹だと思うと。…実は2匹のオスがピッタリ体をくっつけてるんです。シンクロみたいに姿勢と間隔を維持しながら動いたり、急旋回したり、90度に交差したまま動いたり。

バトルが始まる時も突然で、あっという間に色が変わります。
金色から赤へ。黒い線が太く。時には完全に赤と黒だけになる。
激情型?カッ!となって真っ赤になる感じ。

以前は時々楽しめてたんですけど、今はこの2匹のうちの1匹が居なくなって…今の水槽をセットする時に一時的に入れてたバケツから飛び出しちゃったのに気がつくのが遅くて…残念…、他のオスはサイズがかなり小さいので、一突きで決着付いちゃうのでバトルにならないんですよね。

beckfordinight.JPG色彩の変化と言えば、こいつはライトが消えるとさっさと寝る方なんですけど、寝始めると色がどんどん薄くなっていって、中央の黒い線が斑に残る感じになります。これが見ようによってはホルスタインの模様みたいなんですよね。
寝る時は表層の水流が弱い所でボケっとしてます。
写真は寝てるのにカワイソウだから、iPhoneでフラッシュ無し・水槽のライトもオフのままで撮ってるので、かなり分かりにくいですね。すんません。

繁殖期に赤いラインが入ったままのホルスタインになることもありますね。
そんな感じで、いろいろな姿を見せてくれます。

もともとこいつは、アオミドロに悩んでいたころに、アオミドロを食べるってことで入れてみたのが最初なんだけど、この色彩はあまり好きじゃなかったんですよね。金と黒と赤って。
でも、実際に入れてみたら、実にキレのある鋭い動きをするところが大好きになっちゃって、よく眺めてます。
花の蜜を吸うハチドリって感じで、水中でピタっと静止出来たりするんですよ。ぬるぬる動く卵生メダカとかの対極の動き。

そのアオミドロとかのコケ喰いですが、けっこう食べますよ。
アオミドロとかちゅるちゅるって感じで食べて、そのうちお尻からも糸が出てきて、長い糸を前と後ろにたらした状態のをよく見かけました。
でも、ありがちな話ですが、アオミドロを減らすのには実質殆ど貢献しなかったですね。結局はエビのほうがよっぽど貢献したって感じ。
このあたりは期待しないほうがいいです。
アオミドロが大量に出ちゃってからはともかく、予防になら効くかもしれませんね。

フレーク状の浮くタイプの人工餌にフツーに反応してくれますが、クチが小さいので、大きいままだと他のヤツらにどんどん喰われちゃって取り残されたりもしますね。ちょっとは砕いてあげた方がいいかも。
 

ベックホルディの闘争

うちの魚の中で水槽から飛び降り自殺するのはベックホルディであることが殆どです。

ガラスぶたがないと飛び出しちゃう。

 

それも婚姻色のオスであることが多いですね。

闘争してて勢い余ってなのか なんなのか は、飛び出すところを見たことがないのでなんとも言えないですけど。

 

2015.8.22 追記

ベックホルディは、いろいろなコケを食べますけど、藍藻も食べますね。繰り返しつついて何度も食べているのを目撃しました。
まー 藍藻駆除に役立つというほどではないですけど。
予防にもなりませんね。もともとベックホルディが何匹も居た水槽に藍藻が出てきたわけですから。


コメント: 1
  • #1

    TORRY (日曜日, 09 8月 2020 20:50)

    ベックホルディがあったので読ませていただきました。うちにも居ますがいいですよねえ、ホバリングや剣の舞。
    浮草があると稚魚の生存率上がる気がします。フロッグビットの根も時々食べてますね。