エア噛み対策

フィルターの中にガスが溜まってしまって、
フィルターが ガッーーとか音を出して、
その少し後で、排水口からエアーがプシャーー!とか出てくる。

俗に言うエア噛み現象ですね。

 

これが、フィルターのメンテナンス後にしばらく起きているのは全く問題無いですし、そうでなくても、たまーに起きるくらいならほぼ問題無いですね。
CO2をたっぷり添加していて夕方になると水草の気泡もすごくて...という人なら、夕方から消灯のころまでに限って時々起きるようでも、まー問題ありません。

 

でも、連日続けて、終日頻繁に起きているというのなら、どこかに根本的な問題があるのだと思います。

 

まずは、今までは問題なかったのに、最近頻繁にエア噛みを起こすようになったという場合は、大抵は、以下の内のどれかが問題です。

  • 給水系統のどこかでエアーを吸っている。
  • 給水系等のどこかに負荷が掛かっていて、フィルター内の圧力が低くなっている。これが原因でエアーを吸い込み易くなっていたり、あるいは水槽水に溶けていたO2やCO2がガス化しやすくなっている。

まずは、給水系統のどこかでエアーを吸っているパターンですけど、
一番多い原因は、フィルターをメンテナンスした時のモーターヘッドの取り付けでOリングのところにゴミを付けてしまったなどということだと思います。

これは、Oリングが劣化しているとかということでもなければ、Oリングのところと、Oリングが当たる場所をキレイにして、ワセリンをたっぷり塗ってセットしなおせば治ります。

また、他にはホースの取付なども問題になることがあるので点検してみましょう。

 

次に給水系統のどこかに負荷が掛かっているパターン...給水口からモーターまでの間の水の流れが悪くなっているパターンですけど、

これは、ストレーナー・ストレーナースポンジなどが詰まっていないか?ホースが汚れすぎていないか?ろ材が汚れすぎていないか?をチェックして、流れが悪くなっているようなら掃除しましょう。

 

うちの場合は、頻繁にエア噛みを起こすような時は、大抵はストレーナースポンジが汚れすぎている時です。これらをキレイにするだけでエア噛みが止まったりします。

モーターヘッドのOリングをキレイにして載せなおすだけで治ったり。

 

給水パイプにCO2添加器を付けて直接添加している・しかもけっこうな量のCO2を入れているという場合は、
フィルター内の圧力が低下すると、CO2が溶けてくれる量が減ってしまい、これがエア噛みの原因になることもあります。

これはCO2添加効率にも関わる問題ですよね。

これ実際にエア噛みを頻繁に起こすような濾過槽内の圧が低下した状態と適切な状態ではかなりの添加効率の差が出ます。

例えば、前者だとCO2添加開始から5−6時間経ってからでないと水草からの気泡が立ち上がらなかったに、後者の状態に直すと2−3時間でバンバン気泡が立ち上がるようになったりとか。

完全に溶かしたいと思ったら、このあたりは気をつけたほうが良いです。

 

その他 新たに水槽をセットアップ・新品のフィルターをセットしたばかりなのにエア噛みが発生して何日も止まらないなどという場合は、以下の点もチェックしてみましょう。

  • 水槽とフィルターの位置関係...高さなどはマニュアル通りか?
    適切な高度さが無いと濾過槽内の圧が低めでエア噛みしやすくなる。
  • 水槽内でエアーやCO2を添加している場合、その泡が給水口から吸い込まれていないか?
  • フィルターの手前に過剰なサブフィルターなどの抵抗になるものを付けたりしていないか?
    サブフィルターのようなものは、その性質上モーターの手前:給水側に付けるしか無いですけど、基本的に水の流れに負荷を掛けるものは排水側に付けましょう。例えばクーラーとか。クーラーは中を汚さないという点でも排水側じゃないとダメですけど。
  • そもそも機材に亀裂などの問題が無いか?


いろいろ点検してみてもどうにもならなかったら、メーカーに相談したほうが良いかもしれませんね。

 

コメント: 1
  • #1

    ーー (日曜日, 04 12月 2016 16:40)