以下は、2013年3月1日にブログにアップした内容を修正したものです。

ミクロラスボラ ハナビ

ミクロラスボラ ハナビ

 

ミクロラスボラ ハナビ。

別名、ギャラクシーとかファイアーワークスとか。

その名の通り、美しいんですよ。
濃い鮮やかなオレンジと黒のヒレ、青緑っぽい暗く輝く地色に金色の星が無数に飛んだボディ。

ちょっとトラウト系の魚を連想させる雰囲気です。...コイ科だけど。

 

ネット上で、ハナビの説明しているところでは、ほとんどのところで、

「導入時が勝負」

「売っている魚はヘロヘロのばっかりで、すっごく落ちやすい。」

「健康な個体を選ぶのが、最大の成功のコツ」

「でも、強そうな個体ばっかり選ぶとメスばっかりになっちゃうから注意」

「導入期をすぎれば、コイ科らしい強い魚」

とか書いてあるけど、

これは明らかに、ワイルドしか流通してなかった時期に書かれたものですね。

今はほとんどブリードなんで難しいことは殆どありません。

小さくてもコイ科特有の強さがあります。

 

ショップで売っている時は殆がこんな感じで、色が出ていることは少ないですね。かなり地味な魚です。

ハナビ

飼い込んでいくと、徐々に色が出てきます。

うちでは早くて10日くらい、時間がかかった時で2ヶ月くらいで色が出てきました。

このあたりの差は、導入時の環境によるのでしょう。

 

色が出ている場合は、何匹か泳いでいる中で、どちらかと言うとスマートで、色が明快に出ている方がオスです。

ヒレの赤や体の地色の濃紺がより強く出ている方です。

逆にメスはオスよりも全体的に大きくて体高があって、色がぼやけています。

この違いは、見ればすぐ分るという感じなのですが、

多くの場合は、色が出ているものを売っていないので、そうなるとちょっと見分けるのが難しいですね。

なんとなく大きめに見えるのがメス。スリムで小さめに見えるのがオス...なんだろうな〜って感じです。

ある程度の匹数を、大きいのと小さいのをバランスよく混ぜて買えばオスメスが交じるはずです。

大きいのばかりを選ぶと、メスだらけになっちゃいます。

 

「難しいことは無い」とは書きましたが、ネオンテトラなどの小型のカラシンなどと比べても、よりずっと小さいので、これらと混泳させると、しばらくは奥の方に隠れて姿を見せなかったりします。
エサの争奪戦でも躊躇して前の方に出て来ないので、エサにあぶれ続けたりします。

また、低層〜中層を泳ぐことが殆どで、表層には殆ど行こうとしないので、フレークエサだとなおさらあぶれやすいですね。

またフレークエサも少し砕いたくらいのサイズでも、ハナビには大きすぎるようで、かなり細かくしてやらないと食べにくそうです。

つまり、導入初期に水槽環境に慣れてくれるまでの間の餌付けが問題といえば問題なわけです。

 

私は、ハナビを導入してしばらくは、ミジンコやフレークエサを細かく砕いて吸水させたものを、大きめのベロペットをつかって水と一緒にハナビが隠れているあたりの中層に送り込んだりして食べさせています。

 

さらにいつまで経っても水面に撒いたフレークエサに反応してくれない個体も半数近くいたりするので、フレークエサを排水口から下向きの強い水流が出ているあたりに撒くようにしています。

こうすると、大きめの他の魚達がエサを喰っている時に水面が波立ってエサが水流に巻き込まれて下の方に送り込まれていくわけです。

エサやりを察知すると、かなり強い水流の中で、4-5匹のハナビがエサが落ちてくるのを待っています。

 

繁殖はわりと簡単...放置でも増える...らしいですけど、残念ながらうちではまだ経験がありません。

追記。

 

飼い始めてから1年半くらいの間に「いつの間にか増えている」というのを2回ほど経験しています。

それも色が出ている成魚の数が、何回数えても前より多いのだけど...っていう感じで。いつ稚魚だったの?って感じ。
きっと水草が密生している奥の方に隠れて育ってたんでしょうね。

 

うちでは、メダカや卵胎生のメダカ(グッピーなど)のような繁殖できて当たり前っていうのを除くと、唯一水槽内で繁殖している魚です。

 

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追記。

 

濾過槽の中で、稚エビと共に数ミリの稚魚を沢山発見しました。

この稚魚がハナビの稚魚なのか否かは分からないけど、

この水槽で明らかに増えているのがハナビだけなのだから、

きっとハナビなんでしょう。

 

 

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