昼夜バランス管理

  • 植物は、日中は光合成に専念して、夜に成長する。
    ... 光合成の過程で活性酸素が出来る。光合成を行わない夜間に細胞分裂を行うことでDNAの損傷を少なくする。また紫外線の影響を避けるという意味もある。
    このために光合成によるエネルギー生産と成長の時間はキッチリ分けられている。
  • 常に光に晒される常夜灯に照らされる植物に様々な生育障害が起きることが知られている。
  • ちなみに動物(つまり魚とか)も主に夜に成長する。
    ...代謝が活発になるとDNA損傷の原因になる活性酸素が出来やすくなるので。

つまり、寝る子は(健康に)育つ。

水槽の中の昼夜をちゃんとつくってやることが大事ってことですね。

ずっと暗いのが良くないのはもちろん、ずっと明るいのも良くない。昼夜バランスが大事ってことです。

 

でも、こんな人は多いはず。

  • 水槽に直射日光が当たることは無いにしても、日中かなり明るくなる部屋に水槽を置いている。
  • 水槽を置いている部屋で夜遅くまで人が活動している...部屋の明かりが付いている。
  • 仕事から帰ってきてゆっくり水槽を眺められるように夜遅くまで水槽のライトが点灯するように設定している。

まさにウチはそうで、リビングに水槽を置いているのだけど、

南向きの部屋で朝からカーテンが開けられていて、水槽に直射日光は当たらないけれど、かなり明るい。

11時から水槽のライトを点灯。消灯は21時。

21時以降も深夜まで誰かしらリビングにいてテレビを見たりしていて部屋のライトが付いている。

 

こうなると、点灯までの朝の時間は、水草が窓の方を向いてロタラなどが葉を開いている(つまり光合成モードに入っている)。

水槽のライトが点くと上を向く。

水槽のライト消灯後もしばらく完全に葉を閉じない。中途半端な状態。部屋のライトが消えて真っ暗になると葉を閉じる(成長モード)。

ってことになっていて、完全な成長モードに入っているのは5-6時間とかってことになっちゃってます。

 

中途半端に明るい時間が長く続くと、以下の様な問題が起きやすくなります。

  • 水草の色が悪くなる。特にロタラインディカなどの赤の発色
  • 草姿が乱れやすくなる。特にグロッソグリーンロタラのような這う水草の草姿が乱れる。
  • 珪藻のような弱い光で出るコケが出やすくなる。
  • 様々な光害報告事例から考えれば、他にも気がつかないだけで、いろいろと水草に(魚などにも)悪影響を与えているはずです。

 

これは殆ど水槽をどこに・どの部屋に置くかっていう問題ですね。
水槽を置く場所ってのは、多くの人にとっては水草のことだけ考えて決めるとかってなかなか出来ないもので、いろいろな事情で決まるので...もちろんウチもそうです...、そんなに簡単に変えられないですよね。

なので、あくまでも出来ることならですけど、

  • できるだけ外光が入らない部屋・場所に水槽を置く。
  • 外光が入る部屋では、水槽のライトの点灯時間中以外はカーテンを閉めておく。
  • 外光が入らないように水槽の周りを遮光してしまう。
    水槽を鑑賞するときだけ・あるいは水槽のライトが点灯している間だけ遮光しているものを外す。
  • 例えば、8時から17時とかの日中だけライトを点けるようにする。
  • 部屋の照明の光が水槽に入らないように工夫する。

私は試しにほんの一時的に外光の遮断をやってみただけですけど、効果はテキメンでした。

朝の外光が入る時間にロタラインディアの頂芽の色が黄色っぽくなっちゃうんですが、遮光をしている間は芯まで真っ赤になりましたから。

またグリーンロタラの姿勢も良くなりましたね。

 

外光を遮断する前の様子。
...実験直前の写真じゃないです。適当なものが残ってなかったので実験開始の1ヶ月くらい前のもの。


外光を遮断してみる実験中。

外光遮断の結果。

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