高回転型の水草水槽って?

これは他のページでも書いているけど、私の水槽管理のコンセプトですね。

 

簡単に言えば、


大量の成長力のある水草を高成長させ続けることで、
コケが付かない・換水の必要性もあまりない水槽維持をする。

 

ということです。

 

もちろんこのやり方にはメリット・デメリットがあります。

 

メリットは、

  • 比較的コケをコントロールしやすい。
  • ある程度安定してしまえば、実のところ換水の必要性はとても低くなる。...硝酸塩の蓄積なんて無い。みんな水草が使ってしまう。
  • 頻繁にトリミングできる状態になるので、カット次第で景色がくるくる変わっていって飽きない。
  • 立ちあげ期のリスクが極めて小さい。コケだからになったり魚が死んだりということは殆ど無い。
  • 水草が気泡を沢山あげる景色を眺めることが出来る。

 

デメリットは、

  • 頻繁にトリミングする必要がある。
  • 有茎草や前景だとグロッソのような高成長する水草の割合をかなり多くとる必要があるという点が、水槽表現の大きな制約になる。...例えば「ヘアーグラスの草原」というのはこの考え方では出来ない。
  • 底床の栄養が切れるのが極めて早い。高成長を維持するためには頻繁に肥料添加し続ける必要がある。例えば、割と肥料分のあるソイルでも追加で底床内に遅効性の肥料を仕込んでおかない場合は1ヶ月ちょっとであらかた肥料分を使い尽くすこともある。
  • 照明やCO2も比較的リッチな環境にしていく必要がある。
  • 見ようによっては立ちあげ期間が長くなるとも言える。...数ヶ月経ってから珪藻が急増したりすることもある。...水中の栄養分が常に少ない状態で始まるので、じっくりゆっくり成熟していく。

 

メリット・デメリットをものすごーく簡単に表現すると、

(コケの脅威などに対して比較的)安全だけど、

頻繁にいじる必要があって面倒くさい

ってことです。

 

水槽管理の考え方はいろいろありますよね。

  • 低成長でバランスを取っていくものもや、高成長を維持するもの。
  • 底床内の肥料は出来るだけ少なめにしておいて、水換えで調整できる即効性の液肥中心でいくものや、底床内に遅効性の肥料(ex.腐葉土など)をたっぷり仕込んでおくもの。
  • 長期維持を狙うもの、短期でリセットする前提で取り組むもの。

いろいろです。

私もメインの水槽は高回転にしていますが、サブの水槽は比較的低回転型にしています。

 

割と初心者でとにかくまずは失敗したくない・水槽を頻繁にいじるのは苦にならないって人は、このサイトのやり方も参考になるのじゃないかと思ってます。

コメント: 0