ブログ記事(2013.3.20)を転載。

 

 

CO2の添加システム

これについては、ほんと他のところで書いてあるようなことばっかりですかね。いちおうウチのシステムについてメモっておきます。
別にこれについては特別な考え方とかってのは無いです。

60cmタンクの方が、
小型ボンベ→ レギュレーター(可変)→ 耐圧チューブ(6mm)→ 電磁弁→ 耐圧チューブ(6mm)→ 
Y字分岐 → 低速制御型スピコン→ 耐圧チューブ(6mm)→ カウンター → 外部フィルター給水パイプ直接添加

40cmタンクの方が、
Y字分岐まで60と共通で、その後
→ 低速制御型スピコン → 耐圧チューブ(6mm) → カウンター → 耐圧チューブ(3mm) → 外部フィルター給水パイプ直接添加

って感じです。DSCN0386.JPG

ちなみにもちろん、逆止弁や6mm/3mm変換ジョイントなども必要に応じて幾つか入ってますが、あまりに長くなっちゃうので省いてます。

特にあげるなら、

●3mm耐圧チューブの使用
●低速制御型スピコンの使用
●バブルが大きいタイプのカウンターの使用
●給水パイプ直接添加(強制添加)

のところですかね。

「3mm耐圧チューブ」。これはオススメです。
ボンベから40cmタンクまでかなり距離がある(約70cmくらい)ので、フツーのエアチューブなんて使うと、コントローラー調整してもめちゃくちゃ反応が鈍くて、とても調整できないんですよ。
でも、3mm耐圧チューブにすると解決。レスポンスが良くなります。
タイマーで電磁弁開いてから添加が始まるまでのタイムラグもかなり少なくできます。
それにだいたい6mmの耐圧チューブは硬くて取り回しもすごく悪いし。
...3mmチューブだと柔らかくて取り回ししやすいって意味じゃないですよ。6mmに比べれば遥かに融通が効くっていうだけです。
これはチャームで売ってます。
6mm/3mmの変換ジョイントとかも。
もっと前から3mm規格のパーツがいろいろ売ってたら、全部そうしてましたよ。
今は電磁弁とかも含めてほとんど3mm規格で揃えられるんですよね。
写真だと上段のカウンターの右側から出ている青くて細いラインが3mmチューブですね。

次に低速制御型スピードコントローラ…ですけど、これ無しに添加量を微調整していたら発狂しますね。
これはグリーンズで購入。
ちなみに写真は、整理できてないキタナイ舞台裏って感じでアップしようかどうか迷ったんだけど、まー記録ということで載せておきました。
写真を見ると、余計なスピコンとかも付いているのがわかると思います。これ、耐圧チューブを短くしすぎて抜けなくなっちゃったんですよ。チェックしても漏れは無さそうなので、そのまま余計なものをつけっぱなしってわけです。(本当はこの手の機材は絶対に少しも漏れがないなんてあり得ないのですど。まー面倒だし、実勢に問題なしだから目をつぶるってことです)
もうね、いろんなところで書かれてますけど、低速制御型以外のスピコンなんて買うだけ無駄です。なんの調整も出来ないです。身を持って知りました。
最初から、信用できる低速制御型を買いましょう。

バブルが大きいタイプのカウンターですけど、これは具体的には、ライフホールディングの「2in1 CO2バブルカウンター」ですね。
一泡が大きいほうが(よくあるのの3倍くらい)、添加量を多くした時でもカウントしやすいでしょ?
あとこれ、中の水を替えるのも簡単だし、チューブのコネクタのところにロックナット付いてるし。逆止弁機能もついてるし。

直接添加(強制添加)は、CO2マスターアドバンスです。
水槽内で泡出すCO2ストーン使ったのより3倍くらいは添加効率が良いと思いますよ。
CO2はほぼ100%飼育水に溶けていると思います。
3倍添加効率が良いとしたら、ボンベの持ちが3倍ですよ!
しかも頻繁にメンテしなくていいし。
いや、もっともっと大事なことを忘れてた。CO2ストーン使ったディフューザーだと、水槽内にCO2濃度のムラが大きくなるはずなんです。
つまり、濃すぎてキケンなところと全然CO2が行っていないところができやすい。直接添加の方が水流と一体で水槽内に広がっていくので、ムラは少なくなるはずです。水草育成って点じゃこの点がいちばん大事ですね。
だから、よほどCO2の泡が漂うのを見たいっていう人以外は、やるしかないでしょー。
CO2の泡見るより水草の気泡の方が遥かに良いけどね。
それと給水パイプから濾過槽にCO2入れちゃうのはどうかっていう人も居ますけど、飼育水はどんどん循環しているわけじゃないですか?どこで入れても同じだと思うけどね~。
少なくともうちで問題を感じたことはないですね~。

うちの場合、CO2の添加量の調整は...今更調整なんて滅多にしないのですけど、最初からやるとしたら、
1.低速制御型スピコン開放状態に
2.レギュレーターのコントローラーで、ちょっと多めに泡が出るくらい...ポコポコポコって連続して出るくらいに調整。
3.低速制御型スピコンを徐々に絞りながら、60と40のバランスを取る。
4.数分置いて、添加量が安定してから、もうちょっと調整。
↑これが長い6mmチューブ使ってると、30分置いて...とかになっちゃって、たまらんのですよ。
そんな感じです。
CO2添加量をどの程度にすれば良いかは、こちらを見て下さい。
ちなみにボンベは、チャームで10本セットが大安売りの時にすかさず買っておいてストックですね。…主婦がトレペ大安売りを逃さないみたいな感じ?

CO2マスターアドバンスの状態の確認

詰まっているのか?否か?

CO2マスターアドバンスなどの給水パイプ内に直接添加するタイプは、水槽内にCO2の泡が出てくるわけではないので、添加を確認しづらいですよね。

 

もちろん、だからカウンターを付けるわけですが、カウンターでは泡が一定量出ているのに、実は添加できていない...カウンターから添加器のどこかに問題があるってことがあるわけです。

CO2マスターアドバンスが詰まってるとかね。

...ネット上を見ていくと(旧タイプのCO2マスターを)5年以上使ってて全く詰まりは無いって人も居るわけだけど、1年で詰まったなんていう人も居るわけですから。

 

この確認の仕方は簡単で、

  • CO2を供給している状態で
  • フィルターのスイッチを切って
  • 給水パイプの中を観察して、泡があがってくることを...
    水槽のガラスの縁を乗り越える逆U字の部分に泡が溜まってくることを確認する

だけです。

 

吸水パイプが黒とかだと無理ですけどね。

半透明なら分かります。

直添の場合に添加効率に関わること

CO2マスターアドバンスなどの給水パイプ内に直接添加するものは、以下の点に気をつけないと本来の添加効率の高さが活かせない場合があります。

  • 上記のエアストーンの詰まり問題。
  • 外部フィルターの濾過槽の圧力の低下

エアストーンの詰まりは、毎日それなりのCO2添加を行っていれば滅多に起きることはありません。

ただしガス切れで添加していない期間が長くなったり、あまりに給水パイプが汚れていたりすると詰まることもあります。


次にフィルター関連ですけど、濾過槽の圧力が低くなると、CO2が充分に溶けてくれないばかりかエア噛みの原因にもなります。CO2がよく溶けずに濾過槽内にガスが溜まる。→ますますエア噛みが酷くなる...の悪循環に陥るわけです。


濾過槽内の圧力の低下(あるいは最初から低いこと)は、

  • 水槽と濾過槽設置場所の高さの差が適切で無い。
  • 給水系統が汚れて流れが悪くなっている。

などが主な原因として考えられます。詳しくはエア噛みについてのページを見てください。

2in1バブルカウンターの落とし穴

2in1バブルカウンターは上記のように優れ物なんですけど、構造がよくある他のカウンターよりもほんのちょっと複雑な分だけ、問題が起きる可能性も大きくなります。

 

具体的には、簡単に水を換えられるようにボディを分割できて、間にパッキンが入ってるんですけど、

外部フィルターの0リングとかと同じで、この手の圧が掛かるところのパッキンは、目視で分からないくらいの小さなゴミが原因で漏れが発生することもあります。

 

水を取り替える時とかは、パッキンとパッキンが合わさる部分をよく洗って...ティッシュとか繊維が出るものでは拭き取らず、念の為にパッキンにワセリンを塗ってしっかり締めましょう。

 

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